信用情報についてのご質問

①住宅ローンの際に問題となる事故情報とはどのようなものか?

①延滞・債務整理・破産などの情報です。

JICCでは【異参サ内容,異参サ発生日】という欄に表示されます。

CICでは【26.返済状況】又は、【34.支払遅延有無】若しくは、【45.遅延有無】の欄に表示されます。

KSCでは【返済区分】又は、【官報公告区分】の欄に表示されます。

ですから、上記の欄に何らかの記載がある場合は問題となることが多いとご認識下さい。

②事故情報がなければ安心していい?

②安心とはいいきれません!

様々なケースがありますが、よくあるのは、既に完済し、現在全く使用していないのに契約が残っているとして登録されているケースです。


(a)ショッピングモールや家電量販店のポイントカードは注意!
例を挙げますと、ショッピングモールや家電量販店で、ポイントが溜まると言われ、その店で50万円枠のクレジット付きのポイントカードを作成したとします。
しかし、引越しなどして、もうそのカードを使わなくなってそのままにしているケースなどは、解約されていないので、信用情報上はまだ50万円の借入が出来る状態で情報が残っている場合があります。


(b)借入枠があると、その限度枠いっぱいまで借りてると判断されることも!特に消費者金融は注意!
審査するローン会社によって違いますが、いつでも50万円を借入できる状態=50万円の借入があるとして審査されるケースがあるようです。特に注意が必要なのは、消費者金融の情報です。住宅ローン会社は特に消費者金融での借入をされていることを嫌いますので、例え現在借入をしていなくても契約が残っているだけで、マイナスになる可能性があります。

ですから、信用情報で確認し、そのような状態で情報が残っていないかチェックをされてから住宅ローンは申し込まれた方が安心です。

③住宅ローン仮審査の段階では、まだ信用情報は気にしなくていい?

③いえ、仮審査の段階で信用情報は調べられます。

信用情報は住宅ローン仮審査の段階で調べられるので事故情報があるといけません。
家が決まったらすぐ仮審査に入りますので、信用情報の調査は、住宅を探し始めたくらいの段階でされておいた方が安心です。
家まで決まって審査が通らない事態になると、ご家族との関係性にも影響が出かねませんので。

④なぜ、住宅ローンは、消費者金融での借入があると通らないの?

④計画性がない人、または、家計に余裕がない人と思われるからです。

あくまで審査する会社の判断によるので、消費者金融での借入を問題ないと判断する住宅ローン会社もあると聞きますから、あくまで一般論として回答します。


(a)目的があって借りるか?目的なく借りるか?という違い。
まず融資を受ける場合に、【目的ローン】と、【フリーローン】という2つの形式があります。
そして消費者金融は後者のフリーローンになります。

【目的ローン】とは、車のローンや、住宅ローン、奨学金、事業資金融資などがあり、特定の目的の為に決まった金額が必要な方が借りるもので、審査は厳しく、金利は低いです。
事業資金融資などの場合は、事業計画書を提出し、事業運営に必要とされる金額の融資を受けます。

これに対し、【フリーローン(カードローン)】は、特定の目的無く、一定金額を融資したり、いつでも一定金額までカードを差し込めばATMで融資を引き出せるものです。
審査は優しく、金利は高いです。


(b)生活にギリギリの人に住宅ローンは貸せません。
しっかりと目的を持って借入する人は、貸し倒れになる可能性が低く、目的を定めずに借りる人は貸し倒れになる可能性が高いので、リスクヘッジの為、金利も高く設定されるのです。

見る角度を変えてみると、「あっ」と思われるかもしれませんが、そもそもカードローンを利用される方は、なぜカードローンを使う必要があるのでしょうか?普通は、給料から生活費を引いた余剰の中で生活をしますよね。

しかしカードローンを使わないといけないというのは、収入-支出=マイナスになっているから、カードローンで穴埋めしているか、計画性が無い為、わざわざ高い金利の借入を行っている人物である可能性が高いとも見えます。



(c)消費者金融は、下から2番目!
またフリーローンにも利用する順番があります。

銀行やクレジットカードで借りれない方が大手消費者金融で借り、大手消費者金融で借りれない方が、中小の消費者金融で借り、中小の消費者金融も貸さなくなった方は、ヤミ金に回るという順番です。
ですから、消費者金融を使っているということは、毎月の家計がマイナスになっているか、計画性のないリスクの高い方という判断をする金融機関があるということです。

家計がマイナスになっている状態の方に何千万円もする住宅ローンは貸せませんよね。
これが消費者金融で契約があると住宅ローンが組みにくいケースがあるという理由です。少し厳しい内容ですが、あくまで一つの説ということでご容赦下さいませ。

⑤銀行から借りるときに、なぜJICCやCICの情報も気を付けなければならないの?

⑤保証会社がJICCやCICを見るケースが多いからです。

銀行で住宅ローンは組むときにはほぼ保証会社が付き、この保証会社が審査をします(抵当権者もこの保証会社になります)。
例えば三井住友銀行で住宅ローンを組む際には、SMBC信用保証株式会社という会社が保証会社につくことがあります。
このSMBC信用保証株式会社は、JICC・CIC両方に登録していますので、両方の情報が見られるわけです。

ですから、全てとは言えないと思いますが、やはり消費者金融で契約が残っているということは、銀行に分かってしまう可能性が高いと考えた方が正しいでしょう。

⑥スーパーホワイトについて教えて。

⑥信用情報に登録が1件もなくて怪しい!とローン会社に思われ、審査に落とされることです。

(a)普通の人は信用情報に、4~10件程度の登録があるものです。
スーパーホワイトとは、お客様の信用情報に、1件も登録がない状態のことです。
信用情報が真っ白でキレイすぎるから「スーパーホワイト」というようですが、それはそれで金融会社に警戒されるということがあるようです。
まず現代社会で30~40歳代の人が5年以上全く何等の契約もせず社会生活をするということは中々考えにくいです。
スマホを分割で購入したり、ETCカードをもったりするだけでも信用情報には登録されるのですから。
通常ならば4~10件程度の登録情報が出ることが一般的です。


(b)過去に破産したから何も契約ができなかったのでは?と疑われます。
そんな中で全くそういうものがないということは、以前破産などをされてカードが作れなかったんじゃないだろうか?と疑われることがあるようなのです。


(c)解決方法は、まずは審査の甘い小口のカードで実績を作ること。
この場合は、いきなりハードルの高い住宅ローンを申し込むのではなく、審査が通りやすいキャッシング枠の無い、10万円程度の小さいショッピング枠のみカードを作り、それで実績を作ってからハードルの高いローンを申し込まれた方がよいでしょう。
 

⑦申し込みブラックについて教えて。

⑦ローンを申し込んだが、ローン会社に断られたという情報のことです。

(a)申し込みブラック状態だと、他社に申し込んでも断られる可能性が高い!
「申し込みブラック」とは、何社もローンを申し込んだが断られたという記録が信用情報に表示される状態を指し、この状態で別のローン会社に申し込んでも断られる可能性が高いというものです。
JICCでは「照会記録開示書」、CICでは「申込情報」という名称で、信用情報を開示すると、一番最後についてくるページです。


(b)申し込みブラックは6か月で消えるので、6か月待ってください!
この「申込情報」は登録から6か月間掲載されますので、この申し込みブラックが2件以上ある間は、ほぼ、審査は通らないと言えます。
住宅ローンや学資ローンの時にこうなってしまったら最悪です。

⑧なぜ申し込みブラックの場合、審査が通らないの?

⑧他の会社が断っているのだから、なにか問題があるのだろうと思われるのです。

絶対に通らないとは言えませんが、一般論としてお答えします。

ローン会社が信用情報で調べた際、【類似情報】も調べられますが、例えば、名前も住所も変えている方がいた場合、それが本人かどうかを特定することは難しいですよね。
更に、もしかしたら偽造免許証を使って生年月日を改竄しているかもしれません。

ですから類似情報調査は完璧なものではないので、今回審査する会社が調べる限り、怪しい類似情報が判明しなかったとしても、ほかの会社で断られているということは、何か問題ある類似情報があるんじゃないのか?と思われ審査で落とされるということです。

⑨「髙橋(ハシゴダカ)」の信用情報と「高橋(ハシゴダカではないタカハシ)」の信用情報、ローン会社はどちらをみる?

⑨絶対ではないですが、ローン会社にはどちらの情報もみます。

(a)ローン会社は類似情報としてわかります。
免許証上、「髙橋(ハシゴダカ)」ですが、契約書などには、「高橋(ハシゴダカではないタカハシ)」と記載されている方は結構多いと思います。
ローン会社が審査する際には、名前、生年月日、住所などが近い情報は、「類似情報」として出てくると言われています。
ですので、「髙」と「高」の差であれば判明するでしょう。


(b)旧姓も類似情報としてわかります。
また結婚により名字が変わることはまだまだ日本ではよくあることですので、名字の変更程度なら旧姓の情報も判明してしまう可能性は高いと思われます。


(c)でもさすがに、名前も住所も電話番号も変えれば分からないと思われます。
まれにですが、自己破産しても5年経過せずカードローンが通ったという話をする方がいます。
これは、私も信用情報業務をしているときにお客様から聞きました。これも類似情報の類似性の問題だと思われます。
例えば、破産時から、名字も、住所も、電話番号も完全に変えた場合、類似情報が見逃される可能性はあるかもしれません。

⑩銀行や信用金庫で借入したことがない場合、KSCは調べなくてよい?

⑩原則調べなくてよいですが、借入と思ってなくても借りているケースもありますよ。

銀行や信用金庫の場合、口座残高がマイナスになるような取引などもなかったでしょうか?
この場合、足りないマイナス分を銀行が貸しているような扱いになっているケースも御座います。
ご本人が知らないうちに、信用情報に登録される契約をしていることもありますので、ご心配であればKSCも一緒に開示されてもよいかと思います。

⑪借金を延滞している限り、ローンは永久に組めないの?

⑪原則はローンを組めないですが、例外が3つあります!

例外①:貸主が信用情報登録業者ではない場合は、情報が載らない!
例えばCFJという金融業者があります。ここは元々、ディックファイナンス・アイク・ユニマットライフ・マルフクなどの名称で消費者金融を営んでいたところが合併などでCFJという会社になっています。

規模は準大手でしたが、2013年7月20日付で登録していたJICCを退会した為、現在はJICC・CIC・KSC全て登録業者ではなくなっています。ですからCFJで延滞をしていても一切事故情報が登録されることはありません。
信用情報を使う必要があるのは、融資審査をする為ですので、既に新規融資をせず、債権の回収ばかりしているような業者や、資金が苦しい中小の業者などは、CFJのように信用情報登録していないケースも多くあります。


例外②:貸主が、あなたの借金を他社に売ってから、5年以上経過した場合も情報は消える!
例えばプロミスで延滞をして、平成25年1月に、プロミスが債権をアビリオ債権回収という業者にあなたの借金を売ったとします。
そうすると、信用情報機関ではプロミスの情報に「債権譲渡」という情報を登録します。そしてこの情報が登録されて5年経過した平成30年2月にプロミスの情報は抹消されます。

また借金を買い受けたアビリオ債権回収は、融資を行わず債権回収のみを専門として行う業者ですから、JICC・CIC・KSC全て登録業者ではない為、アビリオ債権回収の情報として信用情報機関に延滞情報が記載されることもありません。
ですから、債権譲渡から5年経過すると事故情報が全て消えるというケースは御座います。


例外③:本当は事故情報をのせるべきなのに、業者がのせ忘れるケースもあります。
誤登録については、何度も説明しましたが、事故情報をのせるべきなのに、載せ忘れたという誤登録もありえます。

実際に私も、債務整理をされたお客様の信用情報を何百件とみましたが、事故情報がのっていないケースはたくさんありました。

⑫信用情報が誤登録されているケースはあるの?

⑫残念ながら誤登録はあります。

(a)信用情報機関は、登録された情報が正しいのか?チェックは行わない。
信用情報は、各金融業者がそれぞれの判断で行っており、信用情報機関はその情報をただ掲載するだけで、正しい情報なのか調査などは行わない為、誤登録されることも御座います。


(b)ソフトバンクで60,000件以上の誤登録が!他の銀行やクレジット会社でも誤登録!
公開されている情報としては、携帯電話会社のソフトバンクが6万件ほど、延滞していない顧客の情報に「延滞した」と誤って登録していたというニュースが数年前にありましたが、それ以外でも、「信用情報 誤登録」とgoogleで検索してみてください。
銀行・信用金庫・クレジットカード会社などの誤登録のお詫び文書が15件以上出てくると思います。公表されているだけでもこのような状態ですから、誤登録は残念ながら少なくありません。


(c)誤登録のせいで住宅ローンが通らないケースも有りえます!
また私が実際にご相談を受け、信用情報を見たケースでも誤登録があり、訂正してもらったケースも複数ありました。
誤登録はご自身では防ぎようがないものですから、信用情報をチェックするしかありません。
延滞していないのに、延滞情報が誤登録されていたせいで、住宅ローンが通らなかった場合など取り返しがつきませんので。

⑬スマホの料金を滞納するとどうなるの?

⑬信用情報機関に事故情報が載るケースと、載らないケースがあります!

(a)通話料金は延滞しても信用情報にはのらない!
ドコモやau、ソフトバンクなどのスマホ料金を支払う場合、通話料金と、端末本体代の分割払い料金を一緒に支払っているケースが多いと思います。
ちなみに今は禁止となった実質0円携帯も端末本体代を分割で支払っていることになっています(その分通話料を割引したりしていました)。

さて、2つの料金のうち、通話料金については信用情報機関に登録されない為、延滞しても事故情報はのりません。
ただ携帯会社間では通話料金の延滞情報も共有しているようで、スマホの契約は難しくなるようです。


(b)【注意!】端末本体代の分割払い料金は、延滞すると事故情報がのる!
それに対し、端末本体代の分割払い料金は信用情報に登録されるため、延滞すると事故情報がのり、ローンが組めなくなります。
大学生が知らずにスマホ料金を延滞してしまって、あとで住宅ローンが組めなくなっているというようなことが社会問題になっていますが、それは端末本体代の分割払い料金の延滞のことです。


(c)機種代を一括払いで購入している場合は、信用情報にのる心配はない。
ですから、契約時に40,000~80,000円ほどを一括で支払ってスマホを購入している場合は、延滞してもスマホ契約が難しくなるだけでローンには影響しないということです。