ご相談事例詳細 ｜ 大阪梅田のパートナーズ大阪法務事務所|借金の消滅時効・信用情報・ビザ申請・帰化申請・外国人雇用相談・特区民泊申請なら

アビリオ債権回収・エムアールアイ債権回収・ニッテレ債権回収の消滅時効のご相談を頂いた事例

会社名の後ろに「●●債権回収」という名前の付く会社がございます。サービサーとも呼びますが、
この会社は貸付はせずに、滞納債権の回収のみを業務とする、債権管理回収業に関する特別措置法に基づき法務大臣の許可を受けた会社です。

怪しそうに感じる方も多いですが、
①５億円の最低資本金がある，
②暴力団員等の関与がないこと，
③取締役にの１名以上弁護士が含まれていることなどが法務大臣の許可要件となっており、
上記のとおりかなり大規模な会社であり、映画などで出てくる反社会的勢力とは全く違います。
そして債権回収会社の大きな特徴の一つが、【信用情報機関に加盟していないこと】です。
ですので債権回収会社から請求されている債権は、完済しようが消滅時効にしようが、もともと信用情報に登録されていないので関係がないということになり、方針を決める際のポイントのひとつとなります。
※これは【債権譲渡】の場合の説明であり、【回収委託】の場合はこの限りではありません。
【回収委託】は、債権は元の会社に残ったまま、取り立て代行だけを債権回収会社が行うケースです。催告書の内容で読み取れますが、一般の方では分かりにくいので、弁護士や行政書士などの専門家にご確認頂ければと思います。


⑴消滅時効をすべき会社と、返済すべき会社の選別
まず3社の債権額ですが、催告書によると、アビリオ・エムアールアイは各30~40万円、ニッテレは33,000円でした。
次に当所で消滅時効手続きをする場合の費用は、ホームページ記載のとおり1社25,000円（税込27,500円）となります。

そうすると、アビリオ・エムアールアイは債権額が消滅時効手続き費用の10倍以上ですので、消滅時効手続きを採られた方がお客様のメリットは大きいです。
対してニッテレは債権額と消滅時効手続き費用の差は約5,000円でした。消滅時効手続きは【①5年以上支払いしていない②5年以上返済の約束をしてない③直近10年以内に裁判もされてない】の3条件を満たしている場合に成立するものですので、ご本人様の記憶違いの可能性もあるわけですから、100%成功するという性質の手続きではありません。
そうなると33,000円の債務の為に、27,500円費用を支払って頂いて失敗してしまうと、本当に無駄になってしまいます。
また上記のとおり、この債権については信用情報は関係ありませんので(信用情報に登録されている債権であれば、消滅時効手続きの方がすぐに消える可能性もありメリットも大きくなるケースがあります)、お客様とご相談の上、消滅時効手続きはせず一括払いで完済されることになりました。


⑵消滅時効の条件
今回のお客様は消滅時効の3条件の内、①の【5年以上支払いしていない】がポイントでした。
ご本人様のご記憶ではちょうど5年くらい延滞しているはず、ということでした。
またアビリオとエムアールアイの催告書からも何年間延滞しているかが読み取れませんでした。

そこで万全を期すため、信用情報(CIC)の開示を先にして頂くことにしました。
アビリオやエムアールアイは信用情報に登録されていませんが、元の会社(プロミス・エポスカード)はCICに登録している為、債権譲渡から5年間は元の会社の情報が残っている可能性が高いです。
今回も開示して頂いたところ、プロミス・エポスカードで情報が登録されており、いつから延滞になっているかが分かりました。
それによるとまだ4年と少ししか延滞しておらず、現時点では消滅時効が出来ないことが分かりました。

そこであと1年弱お待ちいただき、5年が過ぎた時点でご依頼頂くというお約束を致しました。


⑶期間経過後、消滅時効手続き
お約束どおり、期間が過ぎ、アビリオとエムアールアイの消滅時効手続きをお受けさせて頂きました。
契約締結及び費用ご入金頂いた後、すぐに消滅時効援用通知をアビリオとエムアールアイへ発送しました。

そこから1か月経過後、アビリオとエムアールアイから、お客様のところに債務不存在証明書が到着し、無事2社とも消滅時効成功となりました。


消滅時効は性質上事前に100%の調査をすることは不可能な手続きですが、当所では可能な限り成功率を上げ手続きに入っております。
債権回収会社によっては、催告書の内容でほとんど消滅時効の条件が分かる債権回収会社も御座いますので、債権回収会社に対し消滅時効手続きをご検討の方は、一度当所にご相談頂ければと思います。

2社合計50,000円（税込55,000円）のみ

※内容証明郵便代等も上記費用に含まれています

宮城県/女性

関連する情報

• 消滅時効援用 の詳細情報