10年以上前の債務6件を全て時効消滅させクレジットカードが持てました
10年以上前の債務6件を全て時効消滅させクレジットカードが持てました
2025/1/19
ジャンル 消滅時効援用
ご相談内容
15年ほど前に5件程度クレジットカードや携帯電話料金を延滞して放置しており、現在カードが何も作れない状態。
この状態を消滅時効で解決したいとの相談
解決方法、内容
⑴信用情報(JICC・CIC)開示
現在催告書が届いていない債権を調べるには、JICCとCICという信用情報開示をおこなうところから始める必要があります。
インターネットにて【JICC】【CIC】と検索しますとそれぞれのホームページが出てきますので、そこで【インターネット開示】か【郵送開示】を選んでそれに沿って開示手続きを行います。開示費用は【JICC】【CIC】合わせて総額1,500~3,500円程度です。

【インターネット開示】の方が手軽で安価ですが、クレジットカードやスマホのキャリア決済などが使えないと使用できない仕組みになっております。
一般的にクレジットカードを長期延滞されているということは、現時点でクレジットカードはお持ちでない可能性が高いので、スマホのキャリア決済をお使いでない方でしたら【郵送開示】しかないということです。

なお信用情報開示の注意点は当所の信用情報開示ページ(https://osaka-gyosei.com/shinyo_commentary04.php)をご覧頂ければと思います。

ご自身で開示が難しい場合は、当所でも14,600円(税込・実費込み)でJICC・CIC開示代行をさせて頂くことは可能です。

今回はご自身でJICC・CICを開示されました。


⑵開示されたJICC・CIC情報の精査と消滅時効手続きのご契約
JICC・CICの開示結果を拝見すると、アイフル・ポケットカード・JCB・クレディセゾン・KDDI・ソフトバンク(ウィルコム)の6社の15年ほどの延滞情報があることが判明しました。
消滅時効の条件は、
①ここ5年以内、相手業者に対し支払っていない、
②ここ5年以内、相手業者と電話などで返済の約束をしていない、
③ここ10年以内、相手業者から裁判をされていない、
という3つの条件がそろっていれば、後は我々行政書士が時効援用の内容証明を送れば借金が消えるという単純な制度です。

JICC・CICの記載内容と、ご本人様のご記憶から全社この条件をクリアしている可能性が高いということが判明しましたので、かかる費用と、消滅時効成立後事故情報がどのような登録になるのかをご説明し、消滅時効手続きの契約をさせて頂きました。

※原則としてJICCは消滅時効成立すれば1か月で全て抹消出来ますが、CICは【延滞後、完済した】というグレー情報になり5年後に消える処理になりますが、15年以上前の延滞の場合、すぐに消せる可能性もあります。これもCICの情報を拝見すればどちらの処理になるかはっきりご説明可能です。

⑶消滅時効処理・信用情報再開示
費用は分割でのお支払いを選択されましたので、契約書締結し、1回目の費用のご入金確認後、6社に対し消滅時効援用通知を発送しました。
そこから1か月程度で各社から回答書が届きまして、全社消滅時効成立したことが確認出来ました。

CICの更新は消滅時効手続きから2か月程かかりますので、2か月経過後、再度ご自身で開示して頂いたところ、6社の内、3社は【延滞後、完済した】というグレー情報に変わっており、3社は抹消されておりました。
3件グレー情報があるという状態はそれなりにマイナスではありますが、それでもネクサスカードとペイディカード、スマートフォンの分割支払い購入の審査が通ったということで大変喜んで頂けました。

このように過去に複数件延滞を放置し、現在ローンやカードが通らなくて困っているというようなことが御座いましたら、お力になれるかもしれませんので当所にご相談頂ければとおもいます。
参考費用
総額:100,000円(税込110,000円)

内訳:
通常債権(アイフル・ポケットカード・JCB・クレディセゾン)1社25,000円(税込27,500円)×4社=100,000円(税込110,000円)
携帯電話債権(KDDI・ソフトバンク(ウィルコム))1社17,000円(税込18,700円)×2社=34,000円(税込37,400円)
合計:134,000円(税込147,400円)ですが、消滅時効費用上限が100,000円(税込110,000円)ですので、6社合計100,000円(税込110,000円)となります。
お客様の情報
埼玉県/男性

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