KDDIとNTTドコモ 合計5回線の消滅時効成立
KDDIとNTTドコモ 合計5回線の消滅時効成立
2024/11/15
ジャンル
ご相談内容
CICを開示したところ、KDDI4回線とNTTドコモ1回線の10年前の異動情報が見つかった為、消滅時効で処理したいというご相談
解決方法、内容
消滅時効手続きの流れは、
⑴まず消滅時効の条件が揃っているかの確認をし、
⑵その後、ご完済された方が得か、消滅時効にされた方が得かをご検討頂くという流れです。

⑴消滅時効の条件
お客様ご自身で開示されたCIC情報ページを見て頂いたところ、KDDI4回線とNTTドコモ1回線の平成26年の異動情報がありました。

携帯電話料金の消滅時効の条件は、
①5年以上、その携帯電話会社に支払いをしていない
②5年以上、その携帯電話会社へ返済の約束をしていない
③直近10年以内に、その携帯電話会社から裁判・差押えをされてない
です。

平成26年の異動情報ですので、①の条件はクリアされているので、あとはお客様のご記憶上、②③もクリアしていれば消滅時効は可能です。
ちなみに携帯電話料金の場合、当所の今までの経験ではKDDIとソフトバンク(ウィルコム含む)で裁判されていた事例はありませんでした。
NTTドコモは全体の5%程度は裁判がありました。


⑵ご完済された方が得か、消滅時効にされた方が得かのご検討
まずCICは、26.返済状況に【異動】と登録があれば、消滅時効にしてもご完済されても、CICの処理は全く同じになる為、どちらが得か損かということはありません。
具体的には、26.返済状況の【異動】は残ったまま、31.終了状況に【完了】と登録され、そのまま5年間残ります。

ですので後は費用がどちらが安いか?というだけです。
かかる料金の詳しい計算方法は、この(https://osaka-gyosei.com/keitai_jikouenyo.php)携帯電話の消滅時効業務ページに記載しております。

当所の携帯電話料金の消滅時効手続き料金は1社17,000円(税込18,700円)のみで、1社で4回線あったとしても17,000円(税込18,700円)ですので、今回の場合はKDDIは4回線もありますので比較するまでもなく、消滅時効の方が得と言えます。

NTTドコモは1回線で25.残債額が6,000円ですので検討が必要です。
計算しますと、40,000~60,000円程度になると考えられましたので、17,000円と比較し、NTTドコモも消滅時効で処理されることになりました。


その後契約締結と費用のご入金を頂き、すぐにKDDIとNTTファイナンスへ消滅時効援用通知を発送しました。
KDDIやNTTファイナンスは消滅時効不成立の場合のみ、1か月以内に回答書が送られてきますが、消滅時効成立の場合は何も送られてこない業者です。

1か月経過して何も送られてこなかった為、消滅時効は成立と判断出来たため、当所からKDDI等へ送った消滅時効援用通知や領収書を業務終了書類としてお客様へお送りしました。
その1か月後、お客様の方でCICを開示して頂き、全5回線の31.終了状況に【完了】登録されていることが確認出来ました。


携帯電話料金の消滅時効手続きは、簡単で安価な手続きとなります。
携帯電話料金の消滅時効手続きのご相談は、経験豊富な当所の行政書士にご相談下さいませ。
参考費用
2社5回線合計34,000円(税込37,400円)

内訳:
携帯電話債権1社17,000円×2社
お客様の情報
北海道/男性

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