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岐阜県の中古車販売会社様より、インドネシア在住のインドネシア人を雇用したいが、そのインドネシア人の通訳兼窓口になってくれている人物が頼りなく話が進まないので、手続きを依頼したいとご相談頂いた事例

その会社様は中古車販売業と塗装業を行ってらっしゃる会社様でしたが、付き合いの関係でそのインドネシア人を雇用しようと考えられていた為、特にどの業務に就かせたいという希望はありませんでした。

そこでまず塗装作業員等の単純作業では技術・人文知識・国際業務ビザは難しいことを説明しました。
その上で、会社様の事業内容と、インドネシア人の申請人の経歴を細かくチェックしました。

⑴会社様の検討
会社様は20年以上中古車販売業を営んでらっしゃる会社様ですが、ヤフオクやgooなどの一般的な売買サイト以外に、自社ECサイトを3つ制作管理されていることが分かりました。
聞くところによれば10年程までに在籍していた人物がサイトを制作管理していたらしいのですが、その人物が退職後、半分放置状態になっていて、たまにそのサイトから注文が入る程度ということでした。
また英語ページも中途半端な形で残されている状態でした。
会社様としては、今後国内市場のみならず東南アジア市場へもネットを通じて中古車販売を行いたいという事業戦略をお持ちでしたので、この放置になっている自社ECサイトを整備・管理できる人材が必要であるという状況であることが分かりました。

⑵申請人様の検討
申請人様は、実務経験はありませんが、インドネシアの大学に相当する学校の情報工学部を卒業されていることが分かりました。

この内容を会社様と申請人様にご説明したところ、会社様のホームページやECサイトの制作管理業務を主業務とし、東南アジアとの貿易取引にかかる通訳翻訳業務をサブ業務として雇用する契約を結ばれることで決定しました。
この業務内容であれば【技術・人文知識・国際業務】に該当する可能性が高いと考えましたが、最後に1つ問題が残りました。申請人様が以前技能実習生として日本にいらっしゃったことがあったことです。

⑶技能実習の検討
技能実習自体に全く問題はないのですが、技能実習を斡旋するブローカーの存在が問題です。
技能実習ビザを申請する際、ビザが通りやすくする為、虚偽の履歴書などを作ってビザをとるブローカーがいるらしく、当然ながらその際に提出した資料も入国管理局に残っておりますので、今回正しい履歴書などを提出した際に、以前提出された履歴と全く違うような場合、疑わしい人物としてビザが下りない可能性があります。
また、一度観光ビザで日本に来日した際に友人に誘われ、難民申請を出して後で取り下げたこともあると聞きました。
以前にやったことを今更訂正が出来ない為、当職で出来ることは正しい内容で申請して入国管理局の判断を仰ぐしかない状況であった為、さすがに完全成功報酬ではお受けできないと判断し、不許可時でも50,000円(税別)は頂戴するという内容で契約をさせて頂きました。


今回は岐阜県が申請地となる為、当所が岐阜県の入国管理局に申請に行くと往復の交通費が余分にかかる為、申請書類一式を作成し、会社様に郵送し、会社様が申請代理人として申請して頂きました。

そして2か月後、無事期間1年の技術・人文知識・国際業務の在留資格認定証明書が交付されました。
会社様も申請人様も大変喜んで頂けました。
就労ビザは細かい規定がたくさんあり、それを知らずに申請しても許可はおりません。

就労ビザ取得実績のない会社様が外国人を雇用される場合は一度我々ビザ専門の行政書士か、入国管理局にご相談下さいませ。

成功報酬：90,000円(税込99,000円)のみ
※郵送実費約1,000円

※当所は成功報酬制ですが、本件は技能実習時等の問題で不許可になる可能性があった為、不許可の場合でも50,000円(税込55,000円)を頂戴する契約でした。

インドネシア国籍/インドネシア在住/男性

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